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2025-02-08 19:55:14
運命の似顔絵師(HL/ハッピーエンド)
似顔絵師のSANAEは駆け出しの似顔絵師だ。駆け出しとはいうものの、お祭りイベントにゲストとして招かれたり、ゲリラ出店を重ねるうちに、毎回似顔絵を求めるようなファンも現れ、そこそこ稼げるようになって
2025-02-08 19:48:16
トーリン形成外科へようこそ(吸血鬼/血表現/傷表現)
ヨーロッパ某国、某地方に、腕利きの形成外科医がいるという。 傷跡の治療から先天性の奇形まで、その医師の手にかかればまるで初めから異常などなかったかのように美しくなれるという噂で、ヨーロッパ中から美
2025-02-08 19:43:48
月に恋した女の半生
今夜も円い月が昇っている。月を見上げるたび、思い返せば月の影を追い求めてばかりの人生だったと私は回顧する。 私は東北のど田舎で生まれ育ち、冬は頭の上まで降り積もる雪の中で暮らしていた。子供心に雪
2025-02-08 18:42:51
植物性愛(デンドロフィリア)(性倒錯/異常性愛/性描写/HL/サスペンス要素アリ)
塚本カエデは近所の飲食店のホールスタッフとして働くごく普通の成人女性である。自宅から近いこともあり、毎日クローズ時間まで店に残り、深夜に徒歩で帰る生活をしていた。その日もカエデは深夜0時を回ったころ
2025-02-08 18:40:28
遠距離両片想い
≪話題のあの映画観に行ってきました!なんか大したことなかったな。でも中盤ちょっと泣けた。≫ 大型SNS・Pixy上で繋がっているKENは、映画と音楽という点で、Mayuと共通の趣味があり、お互いの
2025-02-08 18:36:18
彼岸花の咲く場所(GL/百合/悲恋/LGBTQ+)
とある男女共学の高校の、階段の踊り場。今まさに青い春が放課後の朱い光に包まれていた。 「奈緒ちゃん、俺、奈緒ちゃんのことが好きなんだ。ごめん、黙っていられなかった」 奈緒と呼ばれたおさげの少女は
2025-02-08 18:31:03
クリス王子の受難(コメディ/SM/社会人)
ここに冴えない一人の青年がいた。名前は。王子と同期で入社した事務員で、誰もが振り返るような美女だ。姫子は王子のことをいつも気にかけていた。 「B3サーバーに報告書のテンプレがあるので、それダウンロ
2025-02-08 18:29:16
あと10年早く生まれてたら(年の差/悲恋)
あたしがあと10年早く生まれてたら、貴方はあたしのこと好きになってくれた? あたしの好きな人は、あたしより10歳年上。自称ミュージシャン。実際はただのクズ。親のすねかじり。だけど、演奏してるとき
2025-02-08 18:26:18
コレクター(グロ/猟奇/フィクション/現代風/海外風)
いつも、思い出すのはあの七色に輝くヘーゼルの瞳。 ラブラドライトの煌めくラブラドレッセンスのように、見る角度や光の加減で色を変える。 僕は彼女のそんな瞳が好きだった。 僕は大学で工芸を学び、宝石細工
2025-02-08 18:14:54
おきゃ(感動系/現代物/動物/フィクション)
知人の家の猫が子猫を沢山産んだというので、一匹貰ってくることになった。それが我が家の一員、茶トラの「オキャ」だ。 オキャは、小さい頃から時々「おきゃっ」と変な声で鳴く。だからオキャ。 オキャはすくす
2025-02-08 17:37:56
episode5 餌付けする親鳥
私には3つ年下の妹がいる。 アルビノで、病弱で、日光に当たれないから、夜しか外に出られない。 昼間は大抵カーテンを閉め切った真っ暗な部屋で眠り、夜になると起きだしてくる。 私は学校があるし、普
2025-02-08 17:19:46
episode4 Death for me
もうすぐ私の婚礼の日がやってくる。幼い頃に言いつけられた貴族の青年と、番になるのだ。 私の心は早鐘を打ち、婚礼の日を指折り数えて過ごし、神に祈った。 あの人が、私を連れ去ってくれますようにと。
2025-02-08 17:06:05
episode3 MoonShield
真っ赤に焼けた晩秋の夕焼け空に、白い月が浮かび上がる。 白い月は宵の女神の月の盾だ。宵の女神は月の盾と天の川の剣を携え、夜の帳のドレスを翻し、夜の訪れを知らせに来る。宵の女神は墓地の広がる丘の上に
2025-02-08 17:04:38
episode2 月に咲く
月下、凛と咲く。 女は颯爽と木々の生い茂る藪の中を駆け抜けた。 仕留めなくてはならない敵がいる。 逃げる彼奴を追い、迷い込んだこの森。 敵の姿は、藪の中に消えた。 「どこだ!逃げおおせると思うな!」
2025-02-08 17:01:53
episode1 ひとちぐら
こんな居場所が欲しかった。猫ちぐらならぬ人ちぐら。私は狭いところが大好き。誰にも邪魔されない、私だけのお城。 お父様が買ってくださった。東の果ての島国で、猫用の猫ちぐらを作る職人から、オーダーメイドで
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