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2025-02-08 11:41:41
IRON MAIDEN
誰かに恋をすることに激しい罪悪感を感じ 気のふれた激情に負けて懺悔した 「私を振ってください」と 彼が困ることは分かっていた そして激しく傷つくことも それでも黙っていることが出来ず 気のふれた私
2025-02-08 11:40:00
昔のメールを見た
昔のメールを見た 昔から使ってるアドレスのメールボックス 懐かしかった そして ふと 今現在の私があの人と同じことを言っていることに気づいた ああ 私はいつもこうなんだ そしてあの人と同じことしてる
2025-02-08 11:37:47
飽きもせず
メールボックスを開けるたびに 相も変わらず俺を凍えさせるこの空虚は いつになったら溶けるのだろう 寒いのは嫌だ この牢獄は寒すぎる 助けたかったのは本当なんだ 返しきれないほどの恩があって まだ
2025-02-08 11:36:22
終焉
楽しかった 毎日楽しかった 夢のようだった 明日が楽しみで いつかが楽しみで 心が幸せで いつも嬉しかった 苦しかった 毎日が辛かった 悪夢のようだった 明日が不安で いつかが怖くて 心が泣いてて
2025-02-08 11:34:38
黒の門
灼熱の心の奥に潜む 誰も近付けないそこには 漆黒の開かずの門 燃えて燻って爛れた壁と 何者かの手による 苦し紛れの引っ掻き傷 扉には鎖が掛けられた痕があり 内側から鍵がかけられていて こちらから開
2025-02-08 10:24:42
貪欲な頭が
欲しがるの 満足を 欲しがるの 幸せを 欲しがるの 平穏を 欲しがるの 安定を 欲しがるの 安息を 欲しがるの 贅沢を 欲しがるの 快楽を 欲しがるの 安心を 欲しがるの 理想を だから頭がイライラ
2025-02-08 10:23:32
THE LAST LOST DAY
いつか世界が終わったら 貴男の魂を捜しに行くから 幾千幾万の魂の中から きっと貴男を見つけるから そしたら二人でどこかへ行きましょう 光の星? ゼロの星? それとも宇宙の外側へ? さあ行きまし
2025-02-08 10:22:26
定理の無い距離の方程式
貴男に逢いに行くことは容易い 私の部屋の隙間から 最短距離で貴男のもとへとリンクする さすがに天井の隙間に肉体までは連れていけないけど 貴男は感じる 私が風を呼んだこと 貴男が私のもとへ来ることは容
2025-02-08 10:21:16
春野原
ネジバナ シロツメクサ イヌノフグリ ハコベ 春野原に寝転んで 高級豪華絨毯気分 サルビア アカツメクサ オドリコソウ スカナ 春野原でのおやつ 甘い甘い甘飽きたらちょっと酸っぱいサッパリ 蝶
2025-02-08 10:20:18
初めての入院
初めての入院なのに 家族以外は誰も面会に来てくれないのね アイツは私の想像の中で美化されてるのに 来てくんないね 来てくれたらいいのにな 実際のアイツは大したことないんだけど あんなのでも 来てくれた
2025-02-08 10:19:18
しあわせ
片恋って 一度認めてしまえば 結構楽しいんだね 相手に気を遣わなくてもいいし 自分の好き放題に想像に耽っていられる そう 空想の中では何だって出来るんだ こんなこと 誰にも言えないけど でもきっ
2025-02-08 10:18:11
涙と滲む姿と秘めた恋とチューリップ
涙が流れているのに どうして許してくれないの? 目の前で滲む姿 許さないのは私 確かめもしないのに もう絶望しているの? 確かめたら全てが終わる 全て終わってしまうの だから 帰り道に道端のチュー
2025-02-08 10:17:03
I wish, I vanished!
ああ この高鳴る心臓を取り出して 氷水に突っ込んで動きを止めたい ああ 火照る体に風穴開けて 寒風に晒して冷ましたい 体中を巡る血という血から はやる気持ちを取り除きたい 調子が狂うんだ 俺の視界に
2025-02-08 10:15:39
赤の門
暗黒の心の奥に潜む 誰も近付けないそこには 真紅の開かずの門 脈打つ壁と 縦横無尽に張り付き蠢く 枝分かれした太い管 扉には鍵がかけられ 南京錠で厳重に閉ざされ 扉の奥には真っ赤に燃えて滾る物
2025-02-08 10:14:36
大丈夫
考え込むな 思い込むな 気にするな 侵入してくるあらゆる情報は決してお前を脅かしたりはしない 不安の雲を散らせ 不安がお前の敵 対象はモノ 敵は己の中の不安感のみ 俺さえ怖くなければ何
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