色を知らなければ
こんなに飢えはしなかったでしょうに
幸を知らなければ
不幸とも思わなかったでしょうに
一度楽を覚えたら
過去も未来も苦ばかり
楽ばかり求めていると
悪魔に足を掬われる
楽など知らなければよかった
色など知らなければよかった
幸など知らなければよかった
苦の中に
楽ではなく 苦でもない
心地よい『無』があるという
無闇に無を求めても
無ほどの苦痛はないものね
無ほどの不快はないものね
苦の中に身を置きたくても
私なかなか楽の誘惑断ち切れない
ああ お不動様
この楽を焼いてくださいまし
こんなに飢えはしなかったでしょうに
幸を知らなければ
不幸とも思わなかったでしょうに
一度楽を覚えたら
過去も未来も苦ばかり
楽ばかり求めていると
悪魔に足を掬われる
楽など知らなければよかった
色など知らなければよかった
幸など知らなければよかった
苦の中に
楽ではなく 苦でもない
心地よい『無』があるという
無闇に無を求めても
無ほどの苦痛はないものね
無ほどの不快はないものね
苦の中に身を置きたくても
私なかなか楽の誘惑断ち切れない
ああ お不動様
この楽を焼いてくださいまし