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2025-02-08 11:52:57
幾十億分の一の孤独
こんなに沢山の人がいるのに こんなに沢山の人たちを知らない さらに沢山の人たちがいることを ここの人たちは きっと知らないね そして地球のどこかで今もまた 命が空費されていることも
2025-02-08 11:51:39
夢を見る
微睡み微睡み 夢の世界が終わらない 薔薇と林檎 破れ傘 中華風雲 セルロイド人形 微睡み微睡み 眠りの世界が終わらない 食事しろと懇願する母も 夢の彼方へ 時計 九時 十一時 気が
2025-02-08 11:49:35
啓示
瞑想する私の前に 肉体無き高貴な方が降臨した 私が誰かと訪ねると 彼の方は愛の神だと仰った 彼の方は子供のように小さく 黒曜石のように光り そこに座しておられた 私は人を愛することについて問うた 愛
2025-02-08 11:48:14
棺の蓋を閉めて
一点の光もない闇の中で眠り 月明かりを感じて目を覚ます 私はそちらには行けない おいで迷える人よ 私のランプを持ってゆくがよい 陽が昇ったら迷うことはあるまい だから私はまた棺の蓋を閉めて眠ろう
2025-02-08 11:46:44
青春
モノクロームの美 グレースケールで描かれる闇の青春 ヴィヴィッドカラーの美 RGBで描かれる光の青春 私は光の夢を背景に レイヤー1にモノクロームを置いて 掠れた闇を描き あなたはグレースケール
2025-02-08 11:45:12
MOTHER
作って作って捨てられる 売れない絵描きは馬鹿な雌猫 求められて生み出して 未熟児だからと殺される 私は次々子供を産んで 生まれた子達を屠殺場へ 連れていかねば、ならない ええ、屠殺場よ、あんなと
2025-02-08 11:44:15
またいつか
またいつか 仲良くしてくれる日を待ってます 今までみたいに 楽しいお喋りできる日を いつまでも待ってます 恋人にはなれないから また お友達として あの日々がとても楽しかったから
2025-02-08 11:42:55
凍鉄鎖
またこの季節が来た 冷たく鎖が凍てつき私を焼く 私は幸せにはなれない どんなに幸せな時を過ごし どんなに過去を忘れていようと この日が近づくと 私はこの鎖を思い出す 私は罪深い 鎖をかけたのは私
2025-02-08 11:41:41
IRON MAIDEN
誰かに恋をすることに激しい罪悪感を感じ 気のふれた激情に負けて懺悔した 「私を振ってください」と 彼が困ることは分かっていた そして激しく傷つくことも それでも黙っていることが出来ず 気のふれた私
2025-02-08 11:40:00
昔のメールを見た
昔のメールを見た 昔から使ってるアドレスのメールボックス 懐かしかった そして ふと 今現在の私があの人と同じことを言っていることに気づいた ああ 私はいつもこうなんだ そしてあの人と同じことしてる
2025-02-08 11:37:47
飽きもせず
メールボックスを開けるたびに 相も変わらず俺を凍えさせるこの空虚は いつになったら溶けるのだろう 寒いのは嫌だ この牢獄は寒すぎる 助けたかったのは本当なんだ 返しきれないほどの恩があって まだ
2025-02-08 11:36:22
終焉
楽しかった 毎日楽しかった 夢のようだった 明日が楽しみで いつかが楽しみで 心が幸せで いつも嬉しかった 苦しかった 毎日が辛かった 悪夢のようだった 明日が不安で いつかが怖くて 心が泣いてて
2025-02-08 11:34:38
黒の門
灼熱の心の奥に潜む 誰も近付けないそこには 漆黒の開かずの門 燃えて燻って爛れた壁と 何者かの手による 苦し紛れの引っ掻き傷 扉には鎖が掛けられた痕があり 内側から鍵がかけられていて こちらから開
2025-02-08 10:24:42
貪欲な頭が
欲しがるの 満足を 欲しがるの 幸せを 欲しがるの 平穏を 欲しがるの 安定を 欲しがるの 安息を 欲しがるの 贅沢を 欲しがるの 快楽を 欲しがるの 安心を 欲しがるの 理想を だから頭がイライラ
2025-02-08 10:23:32
THE LAST LOST DAY
いつか世界が終わったら 貴男の魂を捜しに行くから 幾千幾万の魂の中から きっと貴男を見つけるから そしたら二人でどこかへ行きましょう 光の星? ゼロの星? それとも宇宙の外側へ? さあ行きまし
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